(3)国際パートナーシップ

〜国際人材育成プログラムの開発と
学術交流ネットワークの展開〜

 海外の大学とパートナーシップを結び、各大学の研究者及び学生と国際学術交流及び人材交流を行ない、国際人材育成プログラムを開発している。ヴィクトリア大学環境学部においては、すでに平成15年7月から8月にかけて、「民族生態学と環境哲学 Ethnoecology and environmental philosophy」を講義してきた。それは、両大学の教員が一つの科目を担当するとともに、両者の学生が参加するものであった。また、「大学教育の国際化への取組―国際環境教育のネットワーク化―」として

@情報交流:国際環境教育のネットワーク化を推進している。すでに、甲南大学と中国の北京大      学、河北大学、天津市教育科学院、中国中央教育研究所、カナダのヴィクトリア大学、マレーシアのマラヤ大学で始まっている。
A国際会議:海外の各研究機関と数年に一度、国際会議を開催し、学術交流を行なっている。例えば、2004年5月に日本タイ国際会議を開催して、公式な形でラジャバト大学の環境教育センターと甲南大学の環境総合研究所とのパートナーシップを推進した。さらに、2005年4月にAPNの政府間会議で基調講演とシンポジウムを行ない、世界に向けて環境教育の推進の提案をした。また、2006年1月には本研究所で国際会議が予定されている。
B教材の共有:その成果は、国内の大学間におけるカリキュラム共有だけでなく、国際的なカリキュラム開発に貢献する。

マレーシア APN(2005年4月)
於:神戸国際会議場
日タイ・テレビ会議(2005年3月)
左:日本・甲南大学、右:タイ・ラジャバド大学