リビング 神戸西 (フジサンケイ グループ,2001年9月29日)


特性生かした総合学習「甲南・甲南女子『自然との共生考える環境教育』

 注目は“総合的な学習時間の創設”への動き。各字校で創意工夫を生かした、特色ある教育活動を展開し、国際理解や情報、環境などを学ぶ授業です。甲南と甲南女子では、甲南小学校や甲南大学と連携した環境教育が、文部科学省の研究開発指定校の対象に。「従来の環境問題だけでなく人・社会・自然との“共生”を考えます。農作業や国際交流、ボランティア活動を通して、“体で感じる”“いのちを感じる”ことは、大人になり、生きていく上て役に立つはず」と甲南女子環境教育ワーキングチームの長尾きぬ代さん。ほかに宗教教育、国際教育、情操教育の発展に、力を注ぐ学校か多いようです。大阪府でも、新学習指導要領の本格実施を機に、逆に授業時間数を増やしたり、新設コースを設定するなどの“改革”に乗り出す学校も多いよう。関西私塾教育連盟副理事長・荒川雅行さんは「今回の新課程実施で、進学重点、クラブ活動、しつけや心の教育などを目標に掲げるなど、私学の個性がハッキリ表れるのでは」と話しています。

 


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