「甲南大学における循環型コミュニティーの創造」プロジェクト

 甲南大学文学部谷口ゼミ/甲南大学管財課/甲南大学生協

 

「4Rのリサイクル活動と循環型コミュニティの創造」

 甲南大学・谷口研究室では、地球環境問題解決のために、「環境復元と環境創造」について研究をおこなっている。そのために、ローカルな活動とグローバルな活動を展開している。ローカルな活動として、甲南大学のキャンパス及び甲南大学環境教育広野野外施設(神戸市西区)において、花いっぱい運動や野外施設での有機農法による農作業などのフィールド・ワークをおこなっている。また、ビオトープ(生物生息域)をつくり、自然環境の復元も試みている。グローバルな活動として、タイ・中国・カナダ・イギリスなどの研究者や学生と国際会議を開催し、意見交換をおこない、国際的な環境についてのネットワークを進めてきた。
 このような活動を通して、私たちは社会や環境に対する見方や価値観が徐々に変化し、ライフスタイルも変化してきた。そして、現在では持続可能な循環型コミュニティの必要性を痛感している。
現在、2001年4月よりスチューデント・アクション・プロジェクトとして、「甲南大学における循環型コミュニティの創造活動」が進んでいる。
このようにして、ローカルな活動で得た知恵を基盤とし、グローバルな活動をおこなうことで地球規模の持続可能な循環型コミュニティの創造活動をおこなうことができると考えている。
また、2000年2月18、19日に開催された「阪神・淡路産業復興5周年記念事業『産業復興 NEXT STAGE』」において、「環境創造とコミュニティ・ビジネス」として、地域の活性化と健全で快適な生活環境の創造を可能とするコミュニティ・ビジネスの提案をおこない、ビオトープの種々な例示をおこなった。さらに今回は、その考えを発展させ、「4Rのリサイクル活動と循環型コミュニティの創造」と題しコミュニティ・ビジネスへの可能性と家族・地域・企業・社会のパートナーシップによる環境創造を提案したく思う。

甲南大学文学部教授 谷口文章
ゼミ生
岡田泰典、桔梗佑子、小山真輔、高原哲史、出口亜紀、橋田崇史、本田敬美、矢野幸子、松田拓也、米岡寛生、高岡洋子、鈴木基之、中谷怜子、塩見国治、奥田真二朗、山本正高、松田輝子、日比野文由紀、天野雅夫、渡辺りわ

 


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