1.エコ・クッキング

 甲南大学環境教育野外施設で収穫された野菜を使ってエコ・クッキングをおこなっています。エコ・クッキングとは、その野菜のいのちを大切にし、感謝して食べることです。普段捨てるような部分を工夫して料理する知恵や、残さないように食べるという基本的な生活態度を身につけることができるでしょう。このエコクッキングでは近隣の奥様方に指導していただいていますが、学生もいろいろ工夫をして料理をつくっています。そして、自分たちで育てた野菜を工夫して作る料理はまた格別の味がします。    

野菜の天ぷら

 

2.竹細工

 甲南大学環境教育野外施設内の山にたくさん生えている竹を利用して竹細工をおこなっています。大きな竹の切り方、適したのこぎりの選び方、竹の倒し方などを学ぶことができます。切った竹で、竹のコップ・はしなどをつくりました。自分たちでつくった食器で、エコ・クッキングでできた料理を食べました。自分たちでつくったもので食べるという自給自足をして、一歩パーマカルチュアの実現に近づくことができました。

竹切り

 

3.ネイチャーゲーム

 ネイチャーゲームとは自然を楽しみながらその素晴らしさに感動し、自然への理解と体験、豊かな感性を得るための環境教育プログラムの1つです。特徴として、自然に関する知識がなくても自分の感覚で自然を楽しめることが挙げられます。また、五感を通して自然を感じることができるため、子どもと大人が一緒になって自然を分かち合うことができます。これまで3〜4種類のネイチャーゲームを中高生とともに行いました。それらを通して自然や友達への関心と熱意を呼び起こすことができたと思います。また、感受性を高め、五感を使って観察力を養い、自然との一体感を味わうことができました。

フィールドビンゴ

 

4.ネイチャートレイル

 環境教育野外施設の畑の裏に山があり、私たちはそこにネイチャートレイルを作っています。ネイチャートレイルとは、「自然の中の散歩道」のことです。冬を中心に木を切ったり、散歩道沿いにロープをはったりといった作業をしています。なるべく自然の状態を維持するために、木を切るときなどは特に注意して作業をしています。一つの尊い生命を絶つため、神聖な気持ちになります。全長300mほどの散歩道ですが、その散歩道では、多くのものが発見できます。下を見ると多くの落ち葉があります。それは、触ってみるとふわふわした感触です。上を見ると太陽の光が木漏れ日となって降り注ぎます。このように自然の散歩道には多くの感動するものがあります。また、虫や鳥なども観察することができます。

ネイチャートレイルの様子

 

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