甲南3法人研究開発校合同オリエンテーション
2002年4月26日に甲南女子中高等学校の講堂において、甲南中高生と甲南女子中高生、谷口ゼミ生とで環境教育に関する合同オリエンテーションがおこなわれました。谷口文章先生の方から、「世界の環境教育」と「甲南大学における環境教育(甲南大学キャンパスにおける循環型コミュニティの創造)」についての講演がありました。講演の内容は、淡路島モンキーセンターの奇形サルや中国の石炭のクズ山の自然発火による公害やマングローブの塩害などについてでした。生徒たちが特に驚いていたのは、淡路島モンキーセンターに奇形サルが生まれているという話を聞きスライドを見た時でした。自分たちの身近な環境でそのような深刻な問題が起こっていたことに大変衝撃を受けた様子でした。そして、その原因として残留農薬が考えられることを知り、自分たちのライフスタイルの変革が必要であることを学んだのではないでしょうか。
 また次に谷口研究室の研究生から、4月27日からおこなわれる「甲南大学環境教育野外施設における環境学習」の為のオリエンテーションとして、谷口研究室がおこなってきた甲南大学環境教育野外施設での活動の紹介がありました。この内容は、夏野菜づくり、米づくり、収穫祭などについてでした。
 このオリエンテーションにより、世界規模から身近なところまでの環境をとらえることができたと思います。そして、生徒たちの環境への意識が高まり、甲南大学環境教育野外施設での農作業への興味と意欲も高まったようでした。
  
  谷口文章教授の講演の様子

 

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