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研究所ポスター
2006年度
 
2005年度
 
 新 着 情 報 
※甲南大学環境総合研究所は2014年4月に閉所しました。
甲南大学環境総合研究所のサイトへようこそ
  甲南大学環境総合研究所では、21世紀の地球環境問題の解決に向け、「国際的なガイドラインの構築」と「地球環境問題をグローバルかつローカルに解決する総合的な行動計画策定」の研究を行なっています。本研究所は4つの研究目的を立てています。一つ目は、ローカルな地盤を築くために国土交通省との共同研究による「藍那里山公園」のモデルプログラム作成と全国国営公園の調査、2つ目は、本学の環境関連のカリキュラムを整備し、環境学の確立と環境教育学のガイドラインの作成、3つ目は、グローバルな視点から国際人材育成プログラムの開発と学術交流ネットワークの開発、4つ目は、その成果を地元に還元するために実験校や資格研修・養成講座の開催を行ないます。その上で、グローバルにもローカルにも開かれたオープン・リサーチの研究も目指しています。
 こうして、地域や海外の大学、国土交通省、環境省、環境関連学会そして教育委員会等とパートナーシップを組んで共同研究をおこなっています。

環境総合研究所の主旨

■環境総合研究所の主旨           
 21世紀の地球環境問題の解決にむけて、
 (1)「国際的なガイドラインの構築」
 (2)「地球環境問題をグローバルかつローカルに解決する総合的行動計画の策定」
   を軸にして次の研究を行なっている。

■研究目的の四つの柱
 (1)「あいな里山公園」のモデルプログラム作成(国土交通省共同研究)
 (2)環境学の確立と環境教育学ガイドラインの作成
 (3)国際人材育成プログラムの開発と学術交流ネットワークの開発
 (4)研究成果を地域に還元するために、実験学校・資格研修・養成講座の開催

■組織図

(1)あいな里山公園

〜モデルプログラム作成〜

 環境総合研究所では、環境教育の推進のために「あいな里山公園」において、(1)環境教育の普及・推進企画、(2)環境教育プログラムの作成・実践・検証、(3)環境教育の情報の発信・受信、(4)環境教育の活動支援、(5)環境教育教材の開発・作成および出版等を行なう。[国営明石海峡公園・神戸地区・国土交通省共同研究]
「あいな里山公園」の創造のために2004年度には沖縄県(石垣島などの八重山諸島)、岐阜県(国営木曽三川公園)、宮城県(国営みちのく杜の湖畔公園)、神奈川県にある国立・国営公園への視察調査を行なった。調査により、国営公園の管理運営や環境教育の展開の可能性について模索することができた。また、2004年12月には日本環境教育学会関西支部第13回研究大会において、「環境教育における『意欲の増進』と『人材の育成』-『あいな』からの発信-」を共催した。2004年度中間報告書の提出。


不耕起農法による田植え(2005年6月)

(3)国際パートナーシップ

〜国際人材育成プログラムの開発と
学術交流ネットワークの展開〜

 海外の大学とパートナーシップを結び、各大学の研究者及び学生と国際学術交流及び人材交流を行ない、国際人材育成プログラムを開発している。ヴィクトリア大学環境学部においては、すでに平成15年7月から8月にかけて、「フィールド・コース:民族生態学と環境哲学 Ethnoecology and environmental philosophy」を講義してきた。それは、両大学の教員が一つの科目を担当するとともに、両者の学生が参加するものであった。また、「大学教育の国際化への取組―国際環境教育のネットワーク化―」を、以下のとおり展開する。

@情報交流:国際環境教育のネットワーク化を推進している。すでに、甲南大学と中国の北京大      学、河北大学、天津市教育科学院、中国中央教育研究所、カナダのヴィクトリア大学、マレーシアのマラヤ大学で始まっている。
A国際会議:海外の各研究機関と数年に一度、国際会議を開催し、学術交流を行なっている。例えば、2004年5月に日本タイ国際会議を開催して、公式な形でラジャバト大学の環境教育センターと甲南大学の環境総合研究所とのパートナーシップを推進した。さらに、2005年4月にAPNの政府間会議で基調講演とシンポジウムを行ない、世界に向けて環境教育の推進の提案をした。また、2006年1月には本研究所で国際会議が予定されている。
B教材の共有:その成果は、国内の大学間におけるカリキュラム共有だけでなく、国際的なカリキュラム開発に貢献する。


(2)環境教育

〜環境学の確立と
環境教育学ガイドラインの作成〜

 現在、日本の環境教育は、変革の時期にある。「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」(2003年)が制定され、その「基本方針」(2004年)が出された。これによって、教育、行政、NGO/NPOs、大学等の研究機関企業等のパートナーシップが推進されている。また、世界に目を向けると持続可能な開発に関するヨハネスブルグ・サミットで「持続可能な開発のための教育の10年」が国連総会で採択され、2005年から世界的なキャンペーン活動が展開されることになった。多くの教育場面で環境教育が要請されている今日こそ、方向づけのないままに表面的な活動に終わってしまわないように、ガイドラインを示唆する「環境学」および「環境教育学」の確立が求められている。
 本研究所では、「生命(いのち)の教育」、「持続可能な未来のための教育」、そして環境保全活動と環境教育推進をも視野に入れた「実験学校」としての研究を行なっている。すでに平成13年度〜15年度、文部科学省の研究開発校指定によって甲南幼稚園・小学校・中学校・高等学校、甲南女子中学校・高等学校・女子大学が連携して、環境教育による18年間一貫教育が実施され、大きな成果をあげた。現在では、兵庫県下の公立高校(六甲アイランド高校、県立尼崎北高校)とも高大連携が平成16年度から始まっている。
 また、環境教育推進法を地域へ展開するために、兵庫県・大阪府の環境教育検討委員会に対して、政策提言を行なった。
 2009年度からは(株)チクマとの産学共同研究として「持続可能な未来を構築するための環境教育としての『服育』」をおこなっている。

(4)資格研修・養成講座・実験学校

 各種の資格取得を具体化する研修コースを開設し、社会に開かれた大学を推進している。

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@在職者研修:兵庫県教育委員会「10年経験者研修[環境教育]」(共催、2003・04・05・06年度)
A学会研修:認定健康行動科学士 (日本保健医療行動科学会、2002・03・04・05・06年度)
B資格取得:環境再生医(自然環境復元協会、 2004年度)
Cその他各種資格取得:環境カウンセラー、ビオトープ管理士、自然観察指導員、ネイチャーゲーム指導員 等
D講演:兵庫県立教育研修所「川と学ぶ 子ども環境学習指導者養成講座」 他
E甲南大学公開講座、ひょうごオープンカレッジ、ひょうご講座 等

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 これらの成果は、各種資格取得の講座を設けるとともに、開かれた大学として生涯学習の推進に寄与している。
 今後は、J.デューイの教育哲学に基づいた実験校を環境教育によって現代に適するように活用し、モデル校をつくることも視野に入れている。そのため、兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会と連携をとり、ラボラトリースクール(実験学校)の希望校に対し実施する予定である。

これまでの活動


2010.1.27 総研(第5回服育研究会)甲南大学

2010.3.4 総研(第6回服育研究会)甲南大学

2010.5.20 総研(第7回服育研究会)甲南大学 内容:"Environmental Education regarding Materials and Programme of Food"チナタ・ナガシンハ(タイ・プラナコーン大学)

2010.5.23 第21回日本環境教育学会全国大会(琉球大学)、学会プロジェクト(第3回)学会プロジェクト研究「アジア・エリアにおける『持続可能な未来』のための環境教育とネットワークの構築」谷口文章(甲南大学)「『持続可能な未来』のためのアジアエリアネットワークの構築〜衣食住に根ざした環境教育(服育)の提案〜」、チナタ・ナガシンハ氏(タイ・プラナコン大学)「タイにおける衣食住に根ざした環境教育の紹介」、清水芳久氏(京都大学)「アフリカ・マラウイ国 資源循環型衛生プロジェクト〜穀物と水をめぐって〜」

2010.7.22 総研(第8回服育研究会)甲南大学 話題提供:曽我部晋哉氏(甲南大学)「ユニフォームと運動生理」

2010.8.24 総研(第9回服育研究会)潟`クマ 内容:学校教育における服育の実践事例
 話題提供:岡本真澄氏(大阪府教育センター)、西垣亮子氏(宝塚市立宝梅中学校)他

2010.10.5 総研(第10回服育研究会)潟`クマ 内容:学校教育における服育の実践事例
 話題提供:岡本真澄氏(大阪府教育センター)

2010.11.11 総研(第11回服育研究会)

2010.11.20 第19回日本環境教育学会関西支部研究大会(龍谷大学瀬田キャンパス)

2011.1.8 第5回平生国際フォーラムマレーシア・マラヤ大学協定調印記念フォーラム
 「生物と文化の多様性−アジアからの発信−」 詳細

2004年度〜2007年度の活動


■2004年度の活動■
 5月:日本・タイ国際会議(於:甲南大学)環境教育を通じた日本・タイの大学連携
            −カリキュラム、フィールドワーク、人材交流等をめぐって−
 5月:日本保健医療行動科学会認定健康行動科学士 資格研修会開催(於:甲南大学)
 6月:自然環境復元協会 環境再生医検定 講習会(於:甲南大学)
 6月:兵庫県立教育研修所 基調講演(於:兵庫県教育研修所)
 7月:川と学ぶ 子ども環境学習指導者養成講座 基調講演(於:明石生涯学習センター)
 7月:奇形ザル共同調査(於:淡路島モンキーセンター) 
 8月:兵庫県教育委員会主催 教職10年経験者研修会(第2回)実施(於:甲南大学)
 9月:JSPS-VCC WORKSHOP ON ENVIRONMENTAL EDUCATION FOR SUSTAINABILITY
      講演(於:Malaya University)
 10月〜:「あいな」里山活動 @里山シンポジウム A国営公園の調査 Bサロン活動 他
 12月:日本保健医療行動科学会認定健康行動科学士 資格研修会開催
 12月:日本環境教育学会関西支部第13回研究大会 共催
 12月:大阪府青少年活動センター 特別講演(於:大阪府立青少年野外活動センター) 
 1月:兵庫県立教育研修所 基調講演
 2月:国営公園(沖縄県・八重山諸島)調査
 3月:国営公園(岐阜県・国営木曽三川公園、宮城県・国営みちのく杜の湖畔公園)調査
 3月:タイ・ラジャバド大学との環境教育交流会議
 ※環境教育による甲南幼稚園から大学までの「18年間一貫教育」の継続実施

■2005年度の活動■
 4月:アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN) 国際会議・基調講演 (於:神戸国際会議場)
 4月:大阪府環境教育等推進方針 政策講演
 6月:日本保健医療行動科学会認定健康行動科学士 資格研修会開催
 6月:不耕起農法による田植えの実施(於:あいな里山公園)
 8月:兵庫県教育委員会主催 教職10年経験者研修会(第3回)
 11月:日本保健医療行動科学会認定健康行動科学士 資格研修会開催
 12月:日本環境教育学会関西支部第14回研究大会「環境教育の推進のためのシステム構築
     −生産と消費の里山循環を目指した『あいなの郷』づくり−」共催
 ※環境教育による甲南幼稚園から大学までの「18年間一貫教育」の継続実施,高大連携事業の実施

■2006年度の活動■
 1月:アジア太平洋地球変動研究ネットワーク
CAPaBLEプロジェクト国際シンポジウム 
    
EstablishingGuidelines for Environmental Education Based on Environmental Ethics
   
 主催(主催:APN・兵庫県・甲南大学環境総合研究所)
 6月:日本保健医療行動科学会認定健康行動科学士 資格研修会(春季)開催
 8月:第5回国際保健医療行動科学会議「健康と環境をめぐる教育−統合医療と環境教育」
    (主催:日本保健医療行動科学会議 於:タイ・プラナコーン=ラジャバト大学)開催
 11月:日本保健医療行動科学会認定健康行動科学士 資格研修会(秋季)開催
 11月:ひょうごオープンカレッジ「あいな里山環境大学《環境教育カウンセラー養成講習会》」開催
 12月:日本環境教育学会関西支部第15回研究大会「人材育成事業における評価とその課題
     −セクター間の環境リテラシーの格差是正のために−」開催
 ※環境教育による甲南幼稚園から大学までの「18年間一貫教育」の継続実施,高大連携事業の実施

■2007年度の活動■
 1月:兵庫県教育委員会主催 教職10年経験者研修会(第4回)
 3月:北京大学との環境教育情報交流会議
 5月:アジア太平洋地球変動研究ネットワークCAPaBLEプロジェクト国際シンポジウム 
    EstablishingGuidelines for Environmental Education Based on Environmental Ethics(III)
    主催(主催:APN・マラヤ大学(マレーシア)・甲南大学環境総合研究所)
 6月:日本保健医療行動科学会議認定健康行動科学士 資格研修会(春季)開催
 8月:兵庫県教育委員会主催 教職10年経験者研修会(第5回) 

 10月:ひょうごオープンカレッジ甲南大学コース「里山環境カレッジ−環境教育講習会−」

■2008年の活動■
2008.10.05 里山レンジャー・アソシエーション 内容:稲穂の収穫と水田整理
2008.10.09. 教員研修(鈴蘭台中学校教員の研修アシスタント)@あいな里山公園/長屋門前
2008.10.11 甲南大学「環境教育の実践?:稲刈り」@甲南大学環境教育野外施設(広野) 
2008.10.17 神戸市内の小学生対象の実習(講師アシスタント)@神戸市立森林植物園「展示館」前
2008.10.18 日本環境教育学会関西支部ワークショップ@チクマ
2008.10.25 甲南大学「環境教育の実践?:脱穀」@甲南大学環境教育野外施設(広野)
2008.10.28 授業(鈴蘭台中学生への講義アシスタント)@鈴蘭台中学校
2008.11.10 現地実習(鈴蘭台中学生へのフィールド実習アシスタント)@あいな里山公園
2008.11.11 現地実習(鈴蘭台中学生へのフィールド実習アシスタント)@あいな里山公園
2008.11.22 日本環境教育学会関西支部ワークショップ@畿央大学
2008.12.20 甲南大学「環境教育の実践?:もちつき大会」 @甲南大学環境教育野外施設(広野)
2008.12.21 第17回日本環境教育学会関西支部大会@畿央大学中
2008.1.16 里山レンジャー「評価会:懇親会」 @甲南大学

■2009年の活動■
2009.01.24-25 自然復元協会 環境再生医研修会 @甲南大学
2009.4.1 タイ・プラナコーン大学からチナタ先生来日
2009.7.24 日本環境教育学会大会20(東京農工大学)学会プロジェクト(第2回)
学会プロジェクト研究「アジア・エリアにおける『持続可能な未来』のための環境教育とネットワークの構築」谷口文章(プロジェクト代表)「2008年度のネットワーク構築の報告」、シュレスタM.L.氏(甲南大学教授)「ネパールにおける環境の現状と衣食住をめぐる環境教育」、清水芳久氏(京都大学)「アジア地域における、人間の排泄物を有機肥料にするための『トイレの開発と普及』」、前田良治氏(株式会社チクマ)「持続可能な社会のための『服育』」、総合討論「今後の方向性の検討」
2009.10.16 テーマ:「環境教育における『服育』の可能性」(第3回服育研究会)話題提供者:有吉直美氏(潟`クマ)
2009.10.24〜28 台湾・国際政治大学からLin先生来日
2009.10.27 Keynote lecture (I) 「J. S. Mill's Stationary State and Concepts of Sustainable Development」 by Prof. Brian Chi-ang Lin林其昴教授, NCCU国立政治大学; Keynote lecture (II) on Shozo Tanaka: Great Pioneer of Japan's Anti-pollution and Environmental Movement by Prof. Moto Okada岡田元治教授, Konan University 甲南大学; Keynote lecture (III) on A. Smith's moral philosophy by Prof. Fumiaki Taniguchi谷口文章教授, Konan University甲南大学
2009.11.13 日本環境教育学会関西支部ワークショップ157(於:ちくま)
テーマ:「『服育』と環境教育プログラム」話題提供者:有吉直美氏(潟`クマ)
2009.11.26〜27 アジザン先生来日
Public Lecture on Seminar I/II Topic: "Science, Religions & Bioethics: A Traditional Response to Modern Science (Biotechnology)" Speaker: Prof. Dr. Azizan BAHARUDDIN Centre for Civilisational Dialogue, University of Malaya
2009.12.14 総研(第4回服育研究会)甲南大学
2009.12.20 第18回日本環境教育学会関西支部研究大会(泉大津)
特別集会:学会プロジェクト「アジア・エリアにおける環境教育の展−服育を中心に−」プロジェクト研究代表・コーディネーター 谷口文章(甲南大学)、司会赤尾整志(関西支部世話人)、話題提供者 有吉直美氏(潟`クマ)


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